ひな祭りが近づいてきましたが、ご飯はどんなものにしたら良いのか悩みますよね。
今回は、幼児でも食べられて、女の子が喜ぶ簡単でかわいいデコのメニューを紹介します!
せっかくなのでひな祭りの食事が持つ意味も知って、願いを込めていただきましょう。
ひな祭りご飯幼児向けメニューは?
子供は2歳を過ぎてくると、食べられるものがグッと増えてきます。
わが子も2歳目前に卒乳した後からの進歩は、本当にすごいものでした…。
特に肉や魚!
卒乳前まではそぼろ肉でも嫌がって食べなかったのに、2歳1か月の今では、鶏のから揚げ、ハンバーグ、豚肉のソテー、豚の角煮、チキンカツ、魚の煮つけ…などなど、モリモリ食べます。
なので、「ひな祭りご飯どうしよう…。うちの子は何も食べてくれない」と悩んでいたとしても、これからひな祭りの間までに食べられるものが増えてくる可能性は大いにあります。
ひな祭りごはんの楽しい見た目や雰囲気がそのきっかけになることもあるので、「食べられるもの」にこだわりすぎることなく用意してみるのも良いと思いますよ。
では、ひな祭りご飯のおすすめメニューを紹介します!
ちらし寿司
ひな祭りご飯といえば、「ちらし寿司」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
色んな具材が入っていておいしいし、見た目も華やかで楽しいですよね。
ちらし寿司を出した日はいつもの2倍は食べる…なんて、子供ウケも良いものです。
ぜひ、ひな祭りご飯の一品として取り入れましょう!
ちらし寿司が苦手な子供には…
ちらし寿司が苦手な子供は、少なくはないようですね。
具材が苦手、味が苦手…というところでしょうか。
そんな場合は、「3色どんぶり」のような要領で、酢飯ではなく白ご飯で、鶏そぼろや鮭フレークなどを使ってデコレーションするのがおすすめです。
もしくは、「手巻き寿司」も良いですね。
卵焼きやカニカマ、キュウリ、シーチキンマヨなど、子供たちが好きな具材を用意して、自分で巻き巻きして食べれば盛り上がりますよ。
お吸い物
続いて、「ハマグリのお吸い物」もひな祭りご飯の鉄板です。
ただ、幼児の場合は、まだハマグリが食べられない子供が多いものです。
その場合は、ハマグリのお吸い物を作って、ハマグリは大人が食べ、子供用には可愛いフを入れてあげると良いですよ。
ハマグリの出汁が出たお吸い物に、カラフルで可愛いフがしみ込んでおいしく食べられるのでおすすめです。
揚げ物
ちらし寿司とお吸い物はサッパリしているので、揚げ物を一品プラスすると食べ応えと見た目のボリュームがアップします。
「鶏のから揚げ」や「魚の天ぷら」、「エビフライ」などがあれば、子供たちのテンションが上がること間違いなしですね。
サラダ
もう一品プラスするなら、サラダはいかがでしょうか。
「ポテトサラダ」、「マカロニサラダ」、「スパサラ」は子供も大好きですよね。
茶碗蒸し
さらに、もう一品合わせるなら「茶碗蒸し」も良いですね。
茶碗蒸し好きな子供は多いですし、中に子供が好きな具材を入れておけば喜んでくれますよ。
デザート
ひな祭りといえば「ひなあられ」ですが、最近では「ケーキ」を食べる家庭が増えているようです。
手作りするなら、薄めに焼いたホットケーキを何枚か重ねてクリームでコーティングしてミルフィーユっぽくしたり、ロールケーキなんかは作りやすいですよ。
ひな祭りご飯の簡単かわいいデコは?
女の子の節句なので、やっぱり見た目も可愛く、華やかさが欲しいですよね。
クックパッドから人気のひな祭りご飯を集めてみました。
どれも可愛くて、おいしそうなんです…(´艸`*)
●ケーキ風デコレーションちらし寿司
これなら、デザートのケーキがなくても許される?
というくらい、立派で可愛い、ケーキのようなちらし寿司です。食卓が華やぎますね。
●「どれにする?」が楽しいカップ寿司
盛り付けをカップによって変えることで、見た目の可愛さだけでなく、「選ぶ楽しさ」も生まれます。
「私、コレが食べたい!」なんて、盛り上がりそうですね。
●ハマグリのお吸い物
まだハマグリが食べられない子供には、麩だけをついであげるイメージで。
手毬の形をしたフの他にも、星形、キャラクターなどの麩も良いですね。
●餃子カップインのポテトサラダ
ポテトサラダもこんな風に盛り付けると、オシャレで楽しいですね。
いつもと違ったポテトサラダに飛びついてくるかも♪
●ホットケーキで簡単デコレーションケーキ
ホットケーキミックスで作れるケーキです。
可愛いですよね。
食紅がない、食紅を使うのは気になる…なんていう場合は、ピンクはニンジンのすりおろし、緑はほうれん草で色をつけるのも良さそうですね。
ひな祭りの食事に込められた意味は?
ひな祭りに昔から食べられている食事には、女の子の健康と幸せを祝う意味が込められています。
一つ一つの食事に、わが子の幸せを願う気持ちが込められているのを知ると、これまでの健康や成長に対する感謝の気持ちがこみ上げてきます…(´Д⊂ヽ
ハマグリのお吸い物
平安時代に流行していた遊びの一つに「貝合わせ」があります。
ハマグリの貝殻は、対になっている貝殻でないとぴったりと合わさらないことから、貝殻のペアを見つけて楽しむ遊びです。
そんなハマグリの特性を仲の良い夫婦に見立て、「一生一人の人と添い遂げるように」という願いを込めて食べられるようになったのが、ハマグリのお吸い物です。
菱餅(ひしもち)
菱餅は、緑、白、ピンクのひし形の持ちを重ねたものです。
ひな人形の飾りにもありますよね。
このひし形の形は「心臓」を表していて、健康を願い、災厄を払う気持ちが込められています。
また、餅の色にはそれぞれ意味があり、「健康や長寿」「清浄」「魔除け」や、「雪が解けて大地に草が芽生えて桃の花が咲く」という意味が込められています。
さらに、餅を着色するための材料にも意味があり、緑に色付けするヨモギには増血効果、白いひしの実の血圧を下げる効果、ピンク色はクチナシの解毒効果があるとされています。
見た目の可愛さだけでなく、とっても大切な意味が込められたひな祭りの食事の一品です。
ひなあられ
ひなあられは、お餅に砂糖を混ぜて炒ったお菓子です。
緑、白、ピンク、黄色の4色があり、四季を表していると言われています。
でんぷん質で栄養価が高いことから、「娘が元気に育つように」という願いが込められています。
白酒・甘酒
白酒は、みりんに蒸した米や麹を混ぜて熟成させたお酒です。
白酒の起源は、桃の花を漬けた「桃花酒」で、桃には邪気を払い気力や体力の充実をもたらす効果があることから、中国で飲まれ日本に伝わってきました。
それが現在の白酒に変化しましたが、アルコールが含まれているため、未成年の子供には甘酒がふるまわれるようになっています。
ちらし寿司
実は、ひな祭りと言えばの「ちらし寿司」自体には、ひな祭りの食事としての謂れはありません。
ただ、縁起の良い具材がたくさん含まれていることや見た目の華やかさから、ひな祭りの定番として食べられるようになったようです。
たとえば、具材のえびには「長生き」、レンコンは「見通しが効く」、豆は「健康でマメに働ける」などの意味が込められています。
ひな祭りご飯幼児向けのまとめ
子供たちをサプライズで喜ばせるのはもちろん、3歳くらいからは一緒に作るのを楽しむのも良いですね。
ちらし寿司の酢飯を作る際にうちわであおいでもらったり、海老や錦糸卵、桜でんぶ、海苔などのデコレーションなども一緒に楽しめると思いますよ。