もうすぐ七五三ですね。
神社でご祈祷をしてもらう際のお金はいくら包めば良いか知っていますか?
初穂料の相場や封筒の書き方について、ここでしっかり確認しておきましょう。
それと、ご祈祷の予約は済んでいますか…?
七五三の初穂料の相場はいくら?
七五三のご祈祷をしてもらう際に納める初穂料の相場は、5,000円~10,000円です。
ですが、神社によっては初穂料の金額が決められている場合があります。
そのため、まずは参拝予定の神社に確認してみるようにしましょう。
ホームページに記載してあったり、なければ電話で直接問い合わせると教えてもらえますよ。
●初穂料の金額が決められている場合は?
「七五三ご祈祷料 1人あたり〇〇円」という形で提示されます。
それに従って、初穂料を用意しましょう。
なかには、3,000円という神社もあるようですよ。
●初穂料の金額に決まりがない場合は?
「お心次第でお願いします」
「お気持ちでお願いします」
などと記載があったり言われた場合は、「あなたのお心にお任せします」ということです。
自由に決めることができるものの、「お心に…」「お気持ちで…」と言われると、安すぎてはいけない気がするし、人間性を試されている気がしてきますよね(^^;)
こんな時は、相場を参考に5,000円包めば問題はないでしょう。
ちなみに、こんな答え方をされる神社もあります。
「5,000円からお気持ちでお願いします」
この場合は、「最低5,000円で、あとはお気持ちにお任せします」ということ。
最低保証付きお気持ち次第といったところですね。
七五三の初穂料の封筒の書き方は?
●七五三の初穂料で使用する封筒は?
「赤白水引タイプ(蝶結び)の袋」、または、「白い封筒」を使用します。
水引タイプの袋の場合、蝶結びが結われているものと印刷されているものがありますが、どちらでも構いません。
ただ、包む金額が5,000円であれば、封筒とのバランス的には「印刷されているもの」の方が良いでしょう。
●初穂料を納める封筒の表面の書き方は?
蝶結びの上に「初穂料」または「御初穂料」と書きます。
蝶結びの下に「子供の名前」を書きます。
●初穂料の意味は?
初穂とは、その年の最初に収穫した稲穂のことです。
日本は稲作文化であったことから、神様に祈りを捧げる儀式の際には、初穂が供物として奉納されていました。
ただその後、稲作農家が減ってきたことから、初穂の代わりに金銭で納めることが多くなり、これを初穂料と言います。
●初穂料のお札は新札でないとダメ?
ご祈祷代として納めるお札は、新札でなくても構いません。
ですが、七五三のようなお祝い事は前もって予定が分かっていることが多いだけに、慌てて入れたようなくしゃくしゃのお札は避けたいところです。
新札とはいわなくても、できるだけきれいなお札にしておきましょう。
●初穂料のお札を入れる向きは?
例えば、初穂料として5,000円を納める場合…
受け取った人が、封筒の表面を見ながらお札を取り出した際に、樋口一葉の顔が真っ先に見えるように入れておきます。
つまり、取り出した際にお札の表面(肖像のある面)が見えるように入れておくのがマナーとなります。
七五三のご祈祷は予約が必要?
初穂料の準備ができたところで、七五三のご祈祷の予約はお済みですか?
「え!?七五三のご祈祷は予約が必要なの?」
と慌てた方もいるかもしれませんが、実は神社によって対応が異なります。
・予約を受け付けてくれる神社
・当日の受付順のみで、事前予約はできない神社
・予約をしなくても空いている神社
…など
予約していないとご祈祷を受けられない神社はそうそうないものの、予約ができるのであればしておくことをおすすめします。
なぜなら、人気のある神社の場合、週末や大安、11月15日の七五三の日は大混雑になることがあります。
そんな中、順番待ちで並ぶのに時間がかかると、慣れない衣装で子供が疲れてぐずり出し、衣装や髪型がぐちゃぐちゃに…。
こうなると親も大変で、涼しい時期のはずなのに汗だく…なんてことも。
混雑が予想されるものの予約ができず、子供のぐずりが心配な場合は、朝一の時間を狙ったり、比較的空いてそうな日に日程をずらすなどが良いでしょう。
もしくは、特段のこだわりがなければ、空いていそうな神社に変更した方が落ち着いてご祈祷を受けることができますよ。
ご家族で相談してみてくださいね。
七五三の初穂料についてのまとめ
七五三の初穂料の準備はばっちりできそうですか?
七五三は、子供の成長を祝い、神様に感謝する儀式です。
神様に失礼のないよう、身だしなみにも気を配っていきましょう。