喪中はがきを郵便局で購入するならどれ?切手は?余りは交換できる?

喪中はがきを郵便局で購入する場合、どれを選んだらよいのでしょうか?

身内に不幸があった場合は、年賀状の代わりに喪中はがきを出すことは知っているものの、実際の出し方については直面しないと分からないものですよね。

郵便局での喪中はがきの選び方や切手のマナー、余ったはがきの処分方法についてここで確認しておきましょう。

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喪中はがきを郵便局で購入するならどれ?

郵便局で喪中はがきを購入する場合は、喪中はがきの作成方法により3パターンあります。

通常はがき

宛名面も表面も自分で印刷するなら「通常はがき」を購入します。

通常はがきとは、元は「官製はがき」のことで、民営化されたことで名称が変わっています。

●切手の絵柄に注意

現在販売されている通常はがきの絵柄(切手部分)は「ヤマユリ」「山桜」「胡蝶蘭」の3種類あります。

この中の「胡蝶蘭」を購入するようにしましょう。

●胡蝶蘭の絵柄を選ぶ理由は?

実は、胡蝶蘭の絵柄でなければ絶対にダメというわけではありません。

ですが、胡蝶蘭の絵柄が一番落ち着いたデザインになっているため、弔事用のはがきとして適しているとされています。

●紙質はインクジェット用を

胡蝶蘭の絵柄のはがきの中でも、「インクジェット」と記載のある方を購入しましょう。

家庭用のプリンターで印刷する際、きれいに印刷できます。

インクジェット用が売り切れてない場合は、通常のはがきでも構いません。

喪中はがきでは白黒印刷にする人多いと思いますので、印刷に大きな支障はないでしょう。

印刷済み喪中はがき

宛名面のみ自分で印刷したい場合は、表面の文面が印刷済みの「喪中はがき」を購入します。

切手が印刷済みのものと、切手は別途購入して自分で貼るタイプのものがあり、こちらは好みで選んでください。

作成シーズンに入る10月頃から店頭に並びはじめるようです。

●印刷済みはがきの注意点

年賀状などに比べると絵柄の種類は少なくなっています。

また、故人の氏名や享年、亡くなった日付などは、当然のことながら印刷されていません。

●故人についての情報は記載しなくていいの?

記載するケースもありますが、必須ではありません。

なぜなら、喪中はがきは故人の死を知らせるためのものではなく、「故人を失った悲しみで『おめでとう』を言える気分ではないため、今年の年賀状は控えさせてもらいます」ということを伝えるのが本当の目的だからです。

どうしても記載したい場合は手書きで書き加える方法もありますが、気を配ったつもりが、逆に手抜きしたようにも思われかねません。

それよりは、既製品に頼らず一から作成する方がおすすめです。

郵便局の印刷サービスに注文する

毎年9月頃になると、たくさんの印刷会社にて喪中はがきの印刷代行の売り出しがはじまります。
郵便局でも2017年は9月から販売スタートされるようです。

⇒ 郵便局の総合印刷サービス

自作するよりは費用がかかってしまいますが、自宅に印刷できる環境がない、自作するのが面倒くさい、時間がない、良いデザインが思いつかない…という方にはおすすめです。

それぞれの料金は?

●通常はがきの場合

1枚62円、30枚作成する場合、1,860円。

プラス、自宅で印刷する際のインク代がかかります。表面と宛名面分。

●印刷済み喪中はがきの場合

5枚セットで510円、30枚作成する場合、3,060円。

プラス、自宅で印刷する際のインク代がかかります。宛名面分。

●郵便局の印刷サービスに注文する場合

10枚セットで2,450円、30枚作成する場合、3,080円(シンプルの場合)。

※下記表は、2016年度料金表より一部抜粋しています。

枚数 スタンダードカジュアルWEB限定 薄墨タイプWEB限定 スタンダード(カタログ) シンプル
(カタログ)
1~10枚 2,850円 2,850円 2,770円 2,450円
21~30枚 3,350円 3,350円 3,330円 3,080円
41~50枚 4,050円 4,050円 4,090円 3,700円
91~100枚 5,800円 5,800円 5,750円 5,250円

喪中はがきを出す際の切手は何がいい?

●通常はがきの場合

切手が印字されているため、自分で購入して貼る必要はありません。

先程紹介した通り、喪中用のはがきを購入する際は、切手部分が「胡蝶蘭」のデザインのものを選ぶようにしましょう。

通常はがきのデザインの中で、最も落ち着いたデザインで喪中用に適していると言えます。

●自分で切手を購入して貼る場合

私製はがきや既製品のはがきで、自分で切手を貼る必要がある場合は、「弔事用62円普通切手(花文様)」という切手を選んでください。

弔事用は1種類しかないため、郵便局で「弔事用の切手をください」と言えば伝わると思います。

●料金別納を押して送るのは?

料金別納とは、料金別納印を押して料金を一括で納めることで切手を貼る必要がなくなるものです。

送付枚数が多い場合は、非常に便利なんですよね。

ですが、喪中はがきで料金別納をすることは控えましょう。

受け取った人から、心がこもっておらず、機械的に送られたように感じられてしまいます。

面倒でも一枚一枚貼るか、初めから切手が印字された通常はがきを使用する方が良いですね。

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喪中はがきの余った分は郵便局で交換できる?

作成した後の余り、書き損じ、誤購入した喪中はがきなどは、郵便局で交換してもらうことができます。

ただし、はがき1枚につき5円かかります。

●何に交換できる?

・通常切手(弔事用切手も可)
・通常はがき、往復はがき(その他の郵便はがき)
・郵便書簡
・特定封筒(レターパック封筒、スマートレター封筒)
※現金に換金することはできません。

●余った分は交換しないとダメ?

胡蝶蘭の通常はがきは、日常用としても使えます。

ただ、受け取った人によっては「喪中用のを送ってくるなんて」「嫌がらせ?」と不快な気持ちになることもあるため、胡蝶蘭ではないはがきに交換するのが安心です。

手数料がもったいない…という場合は、懸賞への応募用などで消費するのは良さそうですね。

喪中はがきを郵便局で購入する方法のまとめ

年賀状と違って、既製の喪中はがきは種類や数があまり用意されていません。

すぐに売り切れてしまう可能性もあるため、販売時期になったら早めに購入するようにしましょう。

年々、印刷会社のプリントサービスが増え、価格競争が行われていますので、「なるべく楽に安く済ませたい」という人はそちらも検討してみると良いかもしれませんね。

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