夜中に咳が出る、花粉症シーズンでもないのに鼻水が出ると思ったら、「ダニ・ハウスダストアレルギー」だった…という人は意外と多いようです。
これって治るのでしょうか?
特に幼い子供の場合は、小さいうちからアレルギー症状に悩むなんてかわいそうですよね。
症状が出ないための対策や掃除方法を確認しましょう。
ダニ・ハウスダストアレルギーは治る?
私の子供もつい最近「ダニ・ハウスダストアレルギー」と診断されたので、小児科の先生に聞いてみました。
結果としては…
「体質だから完全に治すことはできない。けど、対策を取れば症状が出ないようにすることはできるから、お母さんは〇〇を頑張ってあげて!」
とのことでした。
ダニ・ハウスダストアレルギーと聞くと、「掃除が足りてない」と思われそうですが、遺伝や体質によるものが大きいそうです。
親、それも両親ともにアレルギー持ちの場合、子供は結構な確率でアレルギーを発症しやすく、単に掃除不足が原因ということではありません。
ちなみに、先生が言った「〇〇」については次の対策法で紹介しますね
先生はサラッと言ったけど、結構ハードな内容でした…(゚Д゚;)
ダニ・ハウスダストアレルギーの対策は?
ダニ・ハウスダストアレルギーの対策として最も大切なのは「掃除」です。
やっぱりかーって感じですよね。
ということで、先生にも「掃除を頑張って!」と言われました。
ただ、掃除以外にも打つべき対策はたくさんあります…。
●布製のソファーやじゅうたんは置かない
布はホコリを引き寄せ溜め込んでしまい、汚れがたまりやすいことからダニも繁殖しやすくなってしまいます。
そのため、布製の家具やインテリアはできるだけ避けるのが良いですよ。
ソファーは革や合皮製に、じゅうたんはフロアマットなどにしましょう。
●ぬいぐるみは置かない
ぬいぐるみも布製なので、ホコリを吸着しやすくダニ繁殖の原因となります。
できれば、人形は樹脂製のものにするようにしましょう。
●羽毛布団の使用は控える
羽毛やそば殻、もみ殻はアレルゲンになる場合があります。
布団に入った時に咳き込んだり喉がかゆくなったりなどのアレルギー症状が出る場合は、使用を控えて様子をみてみるようにしましょう。
●布団を使っている場合はベッドにする
床に直接布団を敷いて寝ると床に溜まったホコリを吸い込みやすくなってしまいます。
ベッドにすると、床面から顔の位置が高くなる分、ホコリの吸い込みを減らすことができますよ。
●観葉植物や置物は避ける
観葉植物や写真立てなどの置物はホコリが溜まりやすいものなので、できれば部屋に置くことは控えましょう。
●はたきやほうきは使わない
はたきやほうきは空気中にホコリを舞わせてしまうため、使用は避けましょう。
濡れ雑巾で拭いたり、ホコリ吸着シートなどで拭き取るようにすると良いですよ。
●部屋の換気と日差しを入れる
湿度が上がるとダニが繁殖しやすくなります。
天気が良い日は積極的に窓を開けて日差しを入れ、部屋の換気をするようにしましょう。
ダニ・ハウスダストアレルギーのための掃除方法は?
床掃除
床掃除といえば掃除機をかけて、余力があれば雑巾がけをする人が多いと思います。
ですが、掃除機をかけている最中にくしゃみや鼻水などのアレルギー症状が出てしまう人は、手順を変えましょう。
まず、ホコリが溜まりやすい場所を濡れ雑巾で拭きます。
その後で掃除機をかけるようにすると、ほこりが湿っているため舞い上がりにくく、掃除機で吸い取りやすくなるし、アレルギー症状も出にくくなりますよ。
布団干し
布団は乾燥させて、掃除機でホコリを吸い取ってからしまうこと。
天気の良い日は外干しして、その後に布団の両面に掃除機をかけるようにしましょう。
1~2週間に1回、掃除機かけを続けていくと、ダニやホコリを随分減らすことができますよ。
※布団はパンパンと叩かないように。
布団カバーの洗濯
布団カバーは1週間に1回は洗濯すること。
布団はダニが住み着きやすいうえに、ダニのえさとなる髪の毛やフケなどが溜まりやすい環境です。
布団カバーはこまめに洗濯して清潔に保つようにしましょう。
カーテンの洗濯
カーテンは丸洗いできるものを使うようにし、月に1~2回は洗濯をすること。
とはいえ、なかなか面倒くさいものですよね。
そんな時は、普段の掃除では掃除機でホコリを吸い取るようにして、3~4か月に1回洗濯をするのでもOK。
掃除機で吸い取る際は、布団用のアダプターを付けると良いですよ。
エアコンのフィルター洗浄
エアコンのフィルターも1週間に1回洗浄するのが理想です。
フィルターを外して掃除機をかけるだけでも、ホコリの付き方が全然変わりますよ。
ぬいぐるみの洗濯
2週間に1回、80度以上のお湯で洗い良く乾かすこと。
ぬいぐるみだけでなく、プラスチックのおもちゃでもダニやホコリはつくため、こまめに洗うようにしましょう。
ダニやハウスダストアレルギーのまとめ
いかがでしたか?
打つべき対策がたくさんあって、ゲンナリしたかもしれませんが、全て完璧にしようと思わなくてもOK!
まずは、「寝室」の環境整備から始めてみるのがおすすめです。
布団干しと掃除機かけ、エアコンの洗浄…これだけでも、やるとやらないのでは随分変わってきますよ。
ぜひお試しください。