喪中に七五三のお参りをしてはダメ?神社に入れないし写真撮影もNG?

喪中の場合、七五三のお参りはどうしたら良いのでしょうか?

子供にとって一生に一度しかない七五三なので、できればしてあげたいですよね。

せめて写真撮影くらいは許されるのでしょうか?

喪中の七五三の迎え方について、ここで確認してみましょう。

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喪中に七五三のお参りをしてはダメ?

忌中を過ぎればお参りしても大丈夫

喪中期間中でも、忌中を過ぎていれば七五三のお参りをしても大丈夫です。

慎むべきとされているのは「忌中」期間。

この間は、七五三をはじめ、結婚式、家の新築・改築、神社への参拝、お祭り、お祝いに参加する、新年を祝うといったことはできるだけ避けることとされています。

忌中期間とは?喪中との違いは?

●忌中

故人を偲び、御霊(みたま)を鎮める期間で、神社への参拝やお祭り、結婚式やお祝い事への出席は控えるようにします。

期間は故人との関係性により異なり、父母や配偶者の場合の50日が最長となります。

忌中期間中にやむを得ず神社に参拝する場合は、神社に事前に相談のうえ、お祓いを受けてから参拝します。

忌中を過ぎれば、通常通り神社へ参拝をして問題ありません。

故人との関係 忌中期間
父母 50日
配偶者 50日
祖父母 30日
兄弟姉妹 20日
子ども 20日
叔父叔母 20日
従兄弟従姉妹 1~3日

●喪中
故人を偲び、悲しみを乗り越えて通常の生活へと戻っていく期間で、一般的には13か月(約1年間)といわれています。

他の人は喪中の七五三をどうしてる?

●四十九日を過ぎたかどうかを判断基準に

七五三をするにしても、四十九日が過ぎるのを待ってからしている人が多いようです。

四十九日を待つとどうしても今年の七五三に間に合わない場合は、来年に回したり、亡くなったのが祖父母である場合は忌中期間の30日を過ぎれば良しとしている人もいます。

●故人が喜んでくれるかどうか

故人が生前楽しみにしていた場合、「故人も喜んでくれるはず」「中止にするとかえって悲しませてしまう」と考えて七五三をする人もいます。

お墓やお仏壇に七五三をしたことを報告をすると、故人も天国で喜んでくれるでしょうね。

ただし、事前に周りの遺族の気持ちを確認し、相談するようにしておきましょう。

する場合も四十九日や忌中期間が過ぎるのを待ち、派手すぎるお祝いは控えた方が良いでしょう。

●遺族の気持ちはどうか

例えば、父親が亡くなり母親や自分の気落ちが七五三に向かない、七五三どころではない…という気持ちであれば、無理に行わず延期を考えた方が良いでしょう。

自分はしたいけれど母親の気持ちが向かないようであれば、母親には休んでもらい、旦那さんと子供だけで行うのも一つです。

ただし、その際も事前に相談はしておきましょう。

「こんな時ではあるけれど、子供にとって一生に一度の七五三だからやっぱりしてあげたい。それとも来年に回した方が良いかな?」と話をしてみれば、分かってもらえると思います。

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喪中は神社に入れない?理由は?

「喪中は神社に入れない」と聞いたことがあるかもしれません。

神社に入れないということは、七五三の参拝ができないということ?と心配にも思っているかもしれませんね。

ですが、これは誤り。

正しくは「忌中」の期間は神社への参拝を控えるべきとされています。

その理由は、神様は死を「穢れ(けがれ)」として嫌うからです。

ちなみに、これの回避方法として、「神社の鳥居をくぐらなければ良い、鳥居を通らず脇から神社に入れば良い」と思っている人がいますが、これも誤りです。

そもそも、神社に入る時は鳥居をくぐるのがマナーであり、入ってはいけない神社に、マナー違反な入り方をするのはダブルでNGな行為ですので気をつけましょう(゚Д゚;)

とはいえ、せっかくの七五三…。

忌中とはいえ、気持ち面やスケジュール的にも行える状況なのであれば、一度神社に相談してみることをおすすめします。

喪中の七五三の写真撮影はあり?

写真撮影をするのは大丈夫です。

写真館などで写真撮影をするのに、喪中だからといって特に制限されるような規定はありません。

思う存分、子供に七五三の記念を残してあげましょう。

ただ、特段ルールはないものの、気持ちの問題としては、四十九日を過ぎるのを待ってからする方が良いのかなと思います。

四十九日(忌中期間)は故人を想い偲び、しっかりと見送ったうえでする方が、心から楽しめるのではないでしょうか。

喪中の七五三についてのまとめ

喪中の七五三をするかどうかは悩みますが、四十九日や忌中期間を過ぎたかどうかが大きな判断基準となりそうですね。

四十九日を過ぎるのが9月~11月内であれば、今年の七五三に間に合わせることができるでしょう。

身内の不幸はいつ起こるのか予測不能なだけに、喜ばしいことはできる時にしておくのがおすすめです。

四十九日が明ける頃には、故人を亡くした寂しさや悲しみも落ち着いてくると思いますので、家族で前向きに話し合いをしてみましょう。

なにより、子供の七五三をすることは、故人もきっと喜ばしく思ってくれますよ。

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